トイレが詰まった話


他人の家のトイレが詰まった話なんてブログで読みたい人はいないと思うが、自分の教訓のために書き記しておこうと思った。


先日、家で検尿をしていたら検尿カップをトイレに落としてしまった。
まあいけるっしょ、みたいな軽い気持ちでそのまま流したのだが、これが悲劇の始まりだった。

その日の晩に用を足してトイレを流したらみるみる水が溢れて来た。
普段「小」で流してるので慌ててレバーを戻し、なんとか水没は免れたが、便器いっぱいになった水をしばらく真顔で見つめた。

以前にもトイレが詰まったことがあったので、手元にポッコンするやつ(ラバーカップ)はあり、ある程度冷静だったが今回は紙ではなく溶けないプラスチックのカップだったので少し不安になった。

以前と同様、少しずつ水を溜め、いざポッコンを試す。

流れない。

まだ慌てるような時間じゃない、と頭の中でスラムダンクの仙道が言った。
タバコを吸って一息ついた後、再度水を溜め数回ポッコンポッコンしてみる。

流れない。

頭の中でクラシアンの曲が流れる。
「トイレのトラブル5000円♪」
手元には280円しかなかった。

その日は深夜までポッコンポッコンし続けたが、結局水が流れることはなかった。


2日目。
トイレが詰まった者の朝は早い。

不安からか満足に眠れず6時前に目が覚め、まずしたことはトイレに水を溜めポッコンすることだった。

トイレ 詰まった 検尿カップ 等で検索すると、2日目、3日目に流れた例がいくつか見つかる。淡い期待を持って挑んだが、相変わらず水は流れなかった。

幸い、完全に水が流れないわけではなく少しずつ流れる状態ではあったためおしっこはすることができたが、奴(大便)は流れる保証がなかったのでいつ便意が来るのか気が気じゃなかった。自分が便秘体質であることに初めて感謝した。
結局水は流れず朝はそのまま暗い気持ちで家を出た。

帰宅後、すぐに気付くほどの異臭。水が流れないことによるものだった。苦しい思いをしながらも水を溜め、ポッコンを繰り返す。


跳ねた水が足にビシャッと掛かったところで心が折れた。臭いとストレスで心は限界だった。
すぐに業者を呼び、事情を話す。

トイレの型によってかなり値段が変わるらしく、業者に調べてもらったところうちのトイレは高い値段のタイプだった。どうします?と業者が聞くが、心が折れた僕はすぐさま「お願いします」と頼んだ。

トイレがみるみる分解されていき太い排水溝が現れた。そこに素手のまま手を突っ込む業者。

素手でいくんですね。と聞くと「手袋付けても一緒ですしね!」と元気よく答えてくれた。そんなことないんじゃないかと思ったが なるほど〜と言っておいた。無事、素手によって検尿カップは回収され、流れるトイレが戻ってきた。
とりあえず手洗いますか、と聞いたら「あ、いいんですか?」と業者。こんなことなら初めから手袋を着けてくれ。僕がハンドウォッシュを業者の手に出してあげて手を洗ってもらった。この共同作業何?と思って少し笑ってしまった。
代金は36720円だった。

トイレが古い型によってはかなり高額になるらしく基本的に新しいタイプの物だと2万円代で済むこともあるらしい。
うちのトイレは新しいタイプだったが、排水溝を繋げる部分の部品が一度外すともう使えない物で取り外すと必ず交換しなければならないらしく、その部品のせいで代金が高くなった。実は自分で分解しようとも思い少し調べたりもしたのだが、その部品の存在は知らなかったので、もし自分で分解していたら本格的に終わっていた可能性もあった。


まとめ

・検尿カップは流さない。
・料金は思ってる以上に高い。
・自分でトイレを分解してなんとかしようと思わない。
・業者が排水溝の中に素手でいく可能性もあるので手を洗える石鹸を用意しておく。

終わりです。